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バカロレア(大学入学資格検定試験)-受験の意味と価値 [教育情報]

 産経新聞(2012.1.26 07:19)にバカロレアの導入をという記事が掲載されていた。
 バカロレアとは、フランスにおいて、大学入学資格を得るための統一国家試験のことである。フランスではバカロレアを取得することによって、原則、どの大学にも入学することができるという。大学の定員を超えた場合にはバカロレアの成績や居住地などに応じて、入学できる大学が決まる。産経新聞の記事では、バカロレアのようなものを設定することによって、学力低下に歯止めがかかるだろうと。また、「入試というのは、ある意味で試練である。勉強し、受験し、発表を見て、子供たちは成長していく。合格してもしなくても、受験の経験は精神を強くする。」と述べている。
 このことについて、賛否両論はあるだろう。私の経験からいわしてもらえば、高度成長期の時代においては、必要な存在であったといえる。切磋琢磨することによって、自分を磨き、自分を高め、不自由のない暮らしをする。受験競争を勝ち抜いた高学歴者が成功者への一歩であるという幻想があったと思う。
 しかし、現在、そして未来において、従来型の受験を通過することによって、精神的に強くなるのだろうか。そして、迫り来るグローバルの波に打ち勝つことができるのだろうか。私にはそのビジョンができない。そして、学力低下の根幹には、学びに対する深い理解の欠如が今の状況を招いているように思う。具体的にいえば、学びで得た“知識”“知”を“つなぐことができない”“身についていない”ということに大きな問題がある。この根幹を考えない限り、バカロレアに変えようと、SATに変えようとも結果は同じではないだろうか。

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東大の「秋入学」  [教育情報]

 東京大学のグローバル戦略が動き出した。
 皆さんもご存じの「4月の一斉入学を廃止し、秋入学に全面移行」。この制度を実施しようと考えた理由の根幹は「優秀な留学生の受け入れ」である。世界の大学の多くは、秋入学(9月)を採用している。春に試験の合否をだし、秋に入学させる。入学までの期間、様々な社会活動を体験・経験させることを目的とし、学生評価のひとつと考えている。
 東京大学も含め、日本の大学は少子化に加えて、グローバルに活躍できる人材を企業から求められている。しかし、現実問題として、日本の学生のグローバル力は低い。そのことによって、企業は優秀な留学生を求め、優秀な留学生を輩出する大学に力をかける傾向がみられる。そして、日本の東大から世界の東大にならなければ、グローバル戦略は完成しないと考えている。まずは、グローバルランキング(世界の大学ランキング)を10位以内にするのが当面の東大の目標といえる。


 こういった状況の中、学生も企業も混乱というか、戸惑いをみせている。今までの仕組みを変えなければいけないということに対してである。また、秋入学までの期間、学生に課題などをあたえる必要があるのか、ないのかといった問題もある。ただ、少子高齢化していく日本において、東大のグローバル戦略も含め、日本の大学は留学生を受け入れるか、授業料を値上げするか、職員の給料を減少させるなどの急務な経営戦略を求められている現実がある。私の感覚から言えば、遅いぐらいである。


 東大の「秋入学」によって、様々な議論はされるべきだが、マイナス評価ではなく、プラス評価で考え、グローバルな視点で何をすべきなのかを日本の教育機関は、本格的に考え、実施する時期にきたといえる。




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学林舎創業者 北岡輝紀からのメッセージ 文/北岡 輝紀 [北岡コラム]

*学林舎情報最新号より

学林舎創業者 北岡輝紀からのメッセージ 文/北岡 輝紀

 学林舎は20年間「数学単元別テキスト」と共に歩んできた。
20年前にホッチキスでとめられたガリ版刷りの「単元別テキスト」を使って下さった先生は、今もなお、「単元別テキスト」を使い続けて下さっている。はじめて東京の展示会に出展して、「大阪弁の学林舎」とおっしゃられて笑いながら「単元別テキスト」をほめて下さった先生もまた「単元別テキスト」を使い続けて下さっている。「単元別テキスト」がとりもつ仲で多くのすばらしい先生方と出会えたこの20年は私にとって何より
の宝物である。
 今から20年ほど前のことだろうか。私もまだ若くて、いっぱしの教師ぶっていた頃のことだった。黒板に恥ずかしげもなく汚い字で数字を書き連ね、「同じこと何回言わすのだ。よく考えろ。」などと声も人一倍張り上げて授業をしていたのである。今思い出すだけでも穴があったら入りたい気持ちになる。
 そんな私を変えたのは小学校5年生の少年だった。彼と出会わなかったら「単元別テキスト」は生まれてはいなかったのである。とにかく落ち着きがなく何十ぺん練習しても、分数の計算を間違わずにできなかったのである。それでもその時の私ときたら、毎日のように同じことを繰り返して、その少年に計算をさせる以外何の能もなかった。ある日、少年が「先生、ぼく、ばかだから先生のいっていること、なんど聞いてもわからない。自分で何が分からないのかも分からない。」と泣きながら私に訴えたのだった。この瞬間、私は全身に震えが走るのを押さえることができないほど自らの無知を思い知った。このとき始めて、生きた子ども一人ひとりの瞳が私の胸に突き刺さったのである。
 わたしは、それ以来、黒板に字を書くことをやめ、毎回、授業の内容を手書きのプリントで説明し、一人ずつ見て回る方法を取り始めた。その時の私の仕事は、子どもたちの躓いたところをノートにメモし、分からない理由を子どもたちに聞くことであった。このプリントこそが単元別の原型である。単元別は子どもたちによって作られたものなのだ。子どもたちのわかりたいという気持ちが、単元別には反映されている。しかし、それ以来私は教えることのできない教師になってしまった。そして気づいたときには子どもたちからわからないことを教えてもらうお兄さんになっていた。
 ある時、街で「北岡先生!」という呼び声にびっくりして、後ろを振り向くと、たくましい青年が私に近づいてくるではないか。「先生、ぼくですよ。」白い歯をむき出した明るい屈託のない笑顔が幼い面影を呼び起こしていた。あの少年だった。10年ぶりの再会であった。仕事で疲れきった私も思わずその笑顔につられて、引き寄せられるように彼と抱き合っていた。このとき、私はこの喜びを味わうために今日の自分があることに気づいたのだった。単元別が世に出る1年前のことである。


 この文章は今から10年前に執筆された文章です。父の教材づくりの原点ともいえる出来事を綴ったものです。父の教材づくりのコンセプトは言うまでもなく「自立」です。学習者が自分で読み解くことによって、はじめて学習=学びが身になると考えていました。試行錯誤をしながら、数多くの教材を生みだし、多くの塾の先生、その先にいる子どもたちに思いを伝えられたことは、執筆者にとっては最高の瞬間であったと思います。
 そして、その想いを形にしつづけるのが私の成すべきことであり、父がつづけることができなかった想いを形に、皆さまの想いに応えていくのが私の使命だと感じています。(文/北岡 響)

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2012年もよろしくお願い致します。 [北岡コラム]

昨年中は格別のご厚情にあずかり、心より御礼申し上げます。

皆さまのますますのご発展を祈念しますとともに、本年もなお一層

のお引き立てを賜りますようお願い申し上げます。

                        教材出版 学林舎 北岡 響


 【今日の一枚】

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イラスト/藤井 一士

 *イラストレイター藤井一士さんと連絡を取りたい方は、学林舎(info@gakurin.co.jp)にお問い合わせください。藤井さんから折り返しご連絡いたします。

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イラスト/藤井 一士

学林舎2012年度カタログが完成しました。
デジタルカタログでご覧いただくことも可能です>>> 2012年学林舎デジタルカタログ





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2011年、学林舎Blogをご覧いただきありがとうございます。 [北岡コラム]

 2011年、学林舎Blogをご覧いただきありがとうございます。

この一年、学林舎Blogをご覧いただいた皆さまに厚く御礼申し上げます。

一年の感謝と御礼のご挨拶をと思い、書き綴った次第です。

 新しい年もより一層ご愛顧いただけますよう、努力してまいります。

 どうぞ良いお年をお迎えくださいませ。

                        教材出版 学林舎 北岡 響


 【今日の一枚】

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イラスト/藤井 一士

 *イラストレイター藤井一士さんと連絡を取りたい方は、学林舎(info@gakurin.co.jp)にお問い合わせください。藤井さんから折り返しご連絡いたします。

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イラスト/藤井 一士

学林舎2012年度カタログが完成しました。
デジタルカタログでご覧いただくことも可能です>>> 2012年学林舎デジタルカタログ


【想いを形に-2012年学林舎カタログより】

 学林舎教材は、執筆者の「想いを形に」した教材です。今から31年前、「数学単元別テキスト」が北岡輝紀(前・学林舎代表)によって、執筆され学林舎によって教材化されました。これまで、学林舎は様々な教材を執筆者と共に、様々な想いを込めてつくってきました。

 「学習は自ら読み解いてこそ、身につく。」

 「先生が教えやすい教材ではなく、学習者が理解できる教材。」

 「学習した教材が学習者の教科書になるように。」

 「パターン的なトレーニング問題ではなく、考える問題を。」

 「先生と学習者が共に考え、共に歩める教材。」

 「学習者である子どもたちが、自立した学習者になれるように。」

 「子どもたちが、『わかる』『できる』を実感できる教材。」

 学林舎教材の方向性は明確です。学習者である子どもたち、先生方に教材を通して、学林舎・執筆者の想いを届け、現場において共有していただくことです。その想いは、100年先の未来にも届くと信じています。 


【想いに形を-2012年学林舎カタログより】

 学林舎の根幹は、教材づくりです。様々な想いをめぐらせ、教材をつくり、子どもたち、先生方に届けることです。ただ、想いをめぐらせても現在の学林舎ではつくれない教材もあります。その時は、学林舎の想いに応えてくれる教材を世界中走り回って見つけだし、届けます。

 「英語を言語として学習するならば、アメリカの学校で使われている教科書を。」

 「帰国子女で、日本語で学習できない子どものための教材。」

 「海外の学校へ留学ではなく、進学したい学習者のための教材。」

 「日本に住む海外の人たちに母国語の教科書を。」

 「平面的ではなく、立体的な学習教材の提供。」

 「理科実験を通して、視考力を深める実験・工作教材。」

 「教育現場の環境を整えるための教具の提供。」

 学林舎は、教材を通して世界とつながることで、子どもたち、先生方、教育現場に学林舎の想いを形にして届けます。学林舎は、日夜想いを募らせ
「想いを形に」「想いに形を」教材につめこんで、届けます。




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ロシアでは大学教員が中学・高校で指導 [教育情報]

 読売新聞(2011年12月15日)の記事で、ロシアでは、一部の中学・高校で大学教員が指導しているという記事が掲載されていた。大学教員が、中・高校生に指導するメリットについて、ミハイル・ポバリャエフ校長は「(大学教員は)あらゆる疑問に答えられるので、生徒も質問を考える。それが大切だ」と狙いを語る。過去3年間の卒業生18人の半数がモスクワ大学や難関の医学系に進学しており、入学希望者が殺到しているという。


 中・高校生だからこそ、専門的な先生に指導してもらうことにより、知識・思考が拡がり、学習意欲にもつながってくる。そして、何よりも進路を意識するひとつの機会ではないだろうか。経済状況によって、学力格差が生じると日本ではいわれているが、それ以上に日本の教育の在り方、学習指導を根本的に見直す時期にきているのではないだろうか。自ら考え、自ら行動する、自立した学びを身につけることが子どもにも、大人にも問われている。
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藤井一士イラスト(7) [藤井一士イラスト]

 【今日の一枚】

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イラスト/藤井 一士

 *イラストレイター藤井一士さんと連絡を取りたい方は、学林舎(info@gakurin.co.jp)に
  お問い合わせください。藤井さんから折り返しご連絡いたします。

                2012gakurinsha.gif
イラスト/藤井 一士

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学林舎情報最新号のお知らせ [最新【学林舎情報】]

=☆【学林舎最新情報 No.113】■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■☆=

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■【GAKURINSHA TOPICS】 全国学力調査来年度実施日決まる
 全国学力調査(テスト)の来年度の実施日(4月17日)が決定した。調査対象の
学校は、抽出式(約30%)で選ばれる。来年度は、国語、算数(数学)に加えて
理科>>つづきは下記URL

 http://www.gakurin.co.jp/2006ednew/20101113/20111217001.htm

----------------------------------------------◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

■【GAKURINSHA TOPICS】 民間企業が学童保育参入
 都市部の学習塾において、「学童保育」事業を受け皿のひとつとして提供し始
めている。対象は、主に小学校低学年。都市部の状況としては、両親が共働
き>>つづきは下記URL

 http://www.gakurin.co.jp/2006ednew/20101113/20111217002.htm

----------------------------------------------◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

■【GAKURINSHA TOPICS】 海外で学ぶ必要性 
 我が子が海外で学ぶ必要性があると考える、望んでいる保護者が、約60%以上
いることがBenesse教育情報サイトにて報告されている。あまり必要
>>>つづきは下記URL

 http://www.gakurin.co.jp/2006ednew/20101113/20111217003.htm

----------------------------------------------◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

■【GAKURINSHA TOPICS】 学習塾業界の今後 
 帝国データバンクが2008年、「学習塾・予備校主要109社の経営実態調査」と
してデータを発表している。数字上、全体の8割近くが黒>>>つづきは下記URL

 http://www.gakurin.co.jp/2006ednew/20101113/20111217004.htm

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■【現場から学ぶ】 兵庫県尼崎武庫之荘 
          ボクシングスポーツジム BMC
                    文/北岡 響 編集/学林舎編集部
 私塾とは一体何なのか? このテーマは、学林舎、私の永遠のテーマです。
私が今まで関わってきたのは、私塾であり、学習塾です。いずれも“科目学習指
導”をテーマにおいた教育現場です。今回、従来の“科目学習指導”という現場
ではない、教育現場を取材することによって、私塾とは一体>>>つづきは下記URL

 http://www.gakurin.co.jp/2006ednew/20101113/20111217005.htm

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■ Crossroad 第4回 「スポーツマンシップ」 文/吉田 良治

 スポーツマンシップという言葉があります。皆さんはこの言葉を聞いて何を
想像されるでしょうか。スポーツの大会などで選手宣誓をする際、この言葉を
よく耳にします。『スポーツマンシップに>>>つづきは下記URL

   http://www.gakurin.co.jp/2006ednew/20101113/20111217006.htm

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藤井一士イラスト(6) [藤井一士イラスト]

 【今日の一枚】

     hujii009.jpg

イラスト/藤井 一士

 *イラストレイター藤井一士さんと連絡を取りたい方は、学林舎(info@gakurin.co.jp)に
  お問い合わせください。藤井さんから折り返しご連絡いたします。

                2012gakurinsha.gif
イラスト/藤井 一士

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大学機関が注目するアメリカの教科書の位置づけ-リメディアル教育が始まる [教育情報]

 アメリカ大学では「Developmental Education」と呼ばれ、日本ではリメディアルとよばれる教育・指導法が大学機関で実施されている。リメディアルというと医学的な治療、救済というイメージを想像するが・・・。大学機関が実施しているリメディアルは、主に高等学校レベルの生物学、物理学、数学などを再履修させる学習のことである。この問題の背景には、理工科系の学生の質が変わったことと、試験制度の多様化による弊害である。具体的にいえば、理学部に入学してくる学生が、物理学や代数幾何の基礎を高校でしっかり身につけていないのだ。この学生たちに、どのように学習させたらいいのかということで大学側は試行錯誤している。今さら「高校の教科書をもう一度学習しなさい」ということが“学ぶ意欲の低下”につながることは目に見えているからである。そこで考えられたのが、アメリカの教科書を使ってのリメディアルである。単に復習という視点から、英語を学習する、自分が学んできた日本語での知識と英語で書かれたものを学習することによって、比較するという学習を実践できる。さらに突き詰めれば、英語で論文を書くための基礎学習として位置づけられる。“戻る”という方向性ではなく“進化させる” という方向性に位置づけられるアメリカの教科書は、リメディアル教育になくてはならない存在になる。当然、このリメディアル的な発想は、中・高校生にとっても活用できることはいうまでもない。比較して進化する学習が始まる。

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